何度か使用しているappledocなのですが、毎回導入手順等の記録を疎かにしてしまうので、ここらで私なりの手順まとめてみようと思います。 1.そもそもappledocって何? appledocを使用すると、ソースコードのコメントからAPIドキュメントを自動生成することができます。Apple社のリファレンスに似せたドキュメントが生成されるため、iOS等の技術者に取っ付きやすいフォーマットで出力されます。JavadocのObjective-c版という感じでしょうか。 2.導入手順 2-1.appledocのインストール いろいろ手順はあるのですが、今回はGithubからソース取得&コンパイルしてみます。 ソースのダウンロード git clone git://github.com/tomaz/appledoc.git ダウンロードできたらコンパイルします。 shdo sh install-appledoc.sh これでappledocコマンドが実行出来ます。 2-2.Xcodeからappledocを使用する ターミナルからもappledocを使用できるのですが、コードを修正する度(APIリファレンスを作成する度)にコマンドを叩くのは若干手間がかかります。ですので、Xcodeから実行出来るようにしてみます。 まず、プロジェクトを選択し、画面下のAddTargetを選択してAggregateを作成します。すると作成したTarget(Scheme)が追加されます。 追加したTargetを選択し、画面右下の『Add Build Phase』の『Add Run Script』を選択します。 Run Scriptに以下のScriptを入力します。(Ctr+zの戻るコマンドは使えないので注意!!) appledoc --project-name [プロジェクト名] --project-company [会社名] --company-id [会社のID] --create-html --no-create-docset --output [アウトプット先] [ソースコード場所] 以上...